情弱非モテの過去と今の話


いつも散々情弱や愚民をディスっているが、俺は数年前まで今ディスっている情弱愚民そのものだった。今回は俺のクソだった過去と今を振り返ろうと思う。

情弱非モテの過去と今の話

Until2015. 今より3年以上前、俺は実家から3駅ほど離れた寂れた街で一人暮らししていた。

平日は毎日会社と家の往復の繰り返し。夜は炭水化物の料理を作って腹いっぱい平らげ、酒を飲みながらアニメを見て爆睡。

週末は地元の同じメンバーと生産性の欠片もない雑談をしながら居酒屋→ガールズバー→バーをハシゴして朝まで飲み明かし、夜明けに締めのラーメン&チャーハン&餃子のスペシャルデブコースを即って帰宅。翌日は夕方まで爆睡。日曜は特に予定もなく、アニメを見ながら酒を飲んで爆睡という愚民を絵に描いたような生活を送っていた。

女っ気は全くなく、アポなど年に1回あればいい程度。知ってる戦略も何度もデートを重ねて付き合ってからセックスするというフレンドシップ戦略オンリー。それも何年も女っ気がなさすぎて自然な振る舞いなど忘却の彼方、会話も下手過ぎて2回目が訪れることもなかった。

怠惰な生活で体はデブリにデブリ、頭は徐々に前方ラインが後退、今写真を見返して思うがスト値3以下の別人だ。口を開けば「出会いがない」「紹介して」の繰り返し。紹介された相手が可愛くなければ自分の不運を恨む。自らは一切アクションを起こさない、出会いの場に出向く行動もしない、相手に容姿を求めるくせに自分は一切磨かない。それでいて相手から来てくれることを願い、いつか変化が起きることを口を開けて待っていた。

まさに正真正銘のゴミだ。早く埋めたほうがいい。その腐った性根を鈍器で殴りまくって大阪湾に沈めたい。

仕事も非効率的なことばかりやっていた。スーツのような格好で18時ごろまでダラダラ会社に残り、電話が鳴れば取るのは当たり前、客に対する愚痴ばかりでこちらの要望を強く言わない。遊びが仕事になるという意味も全く理解出来なかった。

転機は今から3年前の2015年の秋だった。

あの日、何気なく立ち寄ったTSUTAYAでこの本を手にとったことから始まる。

In those days、本を読む習慣など全くなかったが仕事で思い悩んでいたときに本のタイトルが目に止まり読んでみることにした。『仕事が遊びになる?仕事は仕事、遊びは遊び』と常識に囚われた情弱だったのでその意味がわからなかった。

これを皮切りに堀江さんに興味を持ち、他にも何冊か読み始めた。

この本を読んで堀江さんのイメージは180度変わった。毎週発行しているメルマガの存在も知り購読、初めの頃は読むのに1時間以上かかった。その後、堀江さん一押しの嫌われる勇気を読んだとき、自分の視界が開け、思考はどんどん合理的になっていった。

そうだ、自責だ。このつまらない日常を送っている原因は全て俺にある。環境の変化や境遇の変化が起こるのをただ待ち望んでいたが、変化とは待つものではない。自分で起こすものだ。

数々の本で知見を広げられたおかげで今の俺は以前と全く違う。

仕事はいかに短時間で利益をあげられるか、いかに社員の時給を上げられるか、効率を最重視。服装は私服。無駄を徹底的に排除して必要最低限のことしかしない。客にはこちらの要望をズバズバ言う。日中はジムで筋トレしたり、英語の勉強をしたり、株をしたり、買い物に行ったりして、16時になれば転送電話に切り替えて帰る。その後電話がかかってきても出るかどうかは気分次第。

夜はアポったり、カフェでブログを書いたり、一人で飲みに行ったり、合コンや飲み会に行ったりと自分の時間を目一杯楽しんでいる。付き合う人も、自分の価値観を理解してくれる人や、相手の価値観を理解出来る人だけを選んだ。地元だからというのはつるむ理由にならない。

恋愛は、以前は自分から女性に話しかけるなどあり得なかったのに、今では隣に女性がいたら自然に話しかけている。「今度ご飯にいこう。おすすめの店あるから」とか言いながらLINEを聞けている。デートの誘いのメール一つ送るのに何時間も思い悩んでいたのに今では1mmの躊躇もなく送信ボタンを押しまくり、送ったことすら忘れている。

アポで一軒目を出れば「俺ん家寄ってこ」と息を吐くかのように言えている。既読無視やアポのキャンセルをくらっても全く動じない。それよりもなぜダメだったかを自分の言動を振り返り冷静に分析している。まぁストナンでのゴミ目だけは未だに慣れないけど。

オンラインではブログを始め、ツイートもほぼ毎日している。現在(2018.10.17)のフォロワー数は4746。ここまで来るのに2年以上の時間を要したが、この活動のおかげで発信力がつき、価値観が近い人と出会うこともできた。そしてこれからも面白い人と出会いたい。

スト値アップのためにさらなる減量にも挑戦しているが昔の自分ではここまで追い込めなかった。体脂肪率10%、BMI19以下を酒を飲みながら目指すなど食に関するリテラシーがないと無理だ。だが食のリテラシーも身につけた。達成まであと少し。

そして世界中の人々とコミュニケーションが取れるようになりたくて英語の勉強も始めた。

あの日見た外人を僕はまだ知らない

別に自慢してるわけではない。俺が過去どれだけどうしようもないゴミで、他責を自責にするだけでどれだけのことが変えられるかを伝えたかった。これはアドラー心理学でいう勇気づけだ。

自分次第で変えられることはたくさんある。だから変えられるものにフォーカスしよう。自分を変えるのに必要なのは自責マインドだ。それをインストールすればあとは行動あるのみ。

Let’s change myself!

終演!