前回の記事 金持ちと貧困を分かつもの(前編)では、金持ちと貧困を分けるマインドについて書いた。後編の本記事では具体的にQOL(quality of life=人生の質)を高める方法について書こうと思う。
この世のほとんどの人は金を稼ぐために働いている。いや、金に働かされている、金に行動を支配されているのだ。この主張に対する反論はこうだ。
「だってお金がなければ生活できないだろ!」
「金がなければ何も出来ないじゃないかYO!」
当たり前だ。金が不要と主張しているわけではない。むしろ逆だ。金の流れは常に正しい。資本主義経済では金を持つ者が強者。俺の主張は自分の時間を金に支配されるな、ということ。
金を得るには会社に雇用されて労働するしかないと何の疑いもなく自分の時間を切り売りしたり、嫌々労働するのは仕方のないことだと自分に言い聞かせて思考を完結させるドMが多すぎる。
だが無理もない。我が国の教育カリキュラムにファイナンシャルインテリジェンス(お金に関する知識、教養)は組み込まれていない。資本主義経済を生きる上で一番大切な知識にも関わらず。
学校の先生や公務員というのは競争社会とは切り離された職種だ。教員が無縁なもんだから学生たちは本当に大切なことを誰に教わることもなく社会に出て、そのままほとんどの大人と同様、金に振り回される人生を送る。本当に学ばなければいけないのは金の知識だ。
QOLを上げるために必要なのは、自分の好きなことを金に変える技術、すなわちマネタイズや、金を使って金を稼ぐ資産運用だ。
もし食うに困らないほど金銭的に余裕のある状況だとすればあなたは何をする?その行動と今やっていることが相違しているのであればあなたのQOLは著しく低い。相違しているということは好きでもない仕事を嫌々受け入れていることになる。これではQOLが低いのは当たり前だ。なぜなら人は好きなことをしている時が一番QOLが高いからだ。
であれば、あなたがすべきことは好きなことを諦めることではなく、好きなことをして生きていくためにはどうすればいいかを思考すること
世の中のバカな大人は「偏差値の高い大学に入り、大手企業や公務員になるのが将来安泰、人生勝ち組」という賞味期限のとっくに切れた腐りきった常識を未だに信じて疑わず、この腐った毒物を高級食として食卓に並べ、ドヤ顔で我が子に食わせ続ける。
教育も同罪だ。真面目に、理不尽なことにも我慢して耐えるのを善とする。このドM価値観で子供を洗脳した結果、毎年大量の自殺者や、満員電車に揺られながら死にそうな顔をした大人たちが大量生産される。あれのどこが立派な大人なんだ?豊かさの片鱗もないじゃないか。町中を徘徊するゾンビはハロウィーンだけで十分だ。
社会はいつだって苦労=善、リストラ=死 楽=悪のような意味のない善悪論、罪悪感を人々に植え付けて根性論を肯定する。
「好きなことをしていては立派な大人になれない。」
「好きなことをして食っていけるほど世の中そんなに甘くない。」
こういった謎の道徳教育で望まない労働を決められたルールの如く受け入れさせる。戦時中なら軍隊のために合理的だと理解できるが、今の時代には合っていない。非合理すぎて呆れてしまうが、それが大多数のバカな大人が崇拝する価値観なのだ。それを顕著に表しているのが子供の将来なりたい職業。NO1が公務員という結果をニュースで見たときに俺はこの国の終焉の片鱗を見た。
このような洗脳教育により、QOLの低い人生を送る人たちを見ていると哀れだ。これは社畜を味わった俺の経験にも基づいている。だからこれから社会に歩み出す無限の可能性を秘めた若人や、社会に疑問を抱く人は常識という概念をまず払拭してほしい。常識を受け入れるのは思考停止した情報弱者、まず真っ先に疑うべきが常識だ。
大切なのは好きなことをやり続けるためにどうすればいいかを思考すること。好きな事、やりたいことを諦める必要はない。もっと楽しく、楽に生きればいいし、効率的に稼ぐ方が良いのは当たり前だ。好きなことや得意なことをやり続けた方が生産性は間違いなく上がる。その方法は大きく2種類に分けられる。
①好きなこと自体をマネタイズする。
例えば、死ぬほどラーメンが好きなら全国のラーメンを食べ歩き、食レポをブログでUP。PV数を上げてネット上で絶大な信用を得られれば、仕事の依頼も舞い込んでくる。一部のとっておきのラーメン屋を有料記事にしてもいいし、アフィリエイトで稼いでもいい。
今やマネタイズのハードルは驚くほど低くなった。要は信用されるかどうかだ。これは本人の努力、能力、根気次第。これを聞いて「俺には無理」と思うのならそこで終わりだ。ほとんどの人は努力から逃げるために「才能がない」などの言い訳をする。そのほうが楽だからだ。出来る理由を一つ探す方が早いにも関わらず。
とにかく愚直にやり続けること。なぜなら継続こそ信用の礎だから。嫌々好きでもない仕事をすることに比べれば、好きなことで稼ぐほうが何倍も楽しいに決まっている。金は信用されるところに集まる。そして信用を得るためには、提供するモノ自体の質とそれを理解してもらう時間が必要。どちらも一朝一夕にいくものではない。
②不労所得で労働市場と無縁になる
不労所得は、投資の差益、配当、不動産収入などにより、労働なしで困らないだけの安定的な収入の基盤が整った状態のこと。自分のキャッシュフローの支出を上回る収入(労働以外で)があれば可能だ。時間を労働で換金する必要がないので、増えた時間を自由に使える。
マイホームや高級車を購入するためにローンを組む情弱は、負債ばかり背負い込んでいる自覚がない。忠告しておくが絶対に家や高級車をローンまで組んで買ってはいけない。大切なのは金を生み出す資産を増やすこと。ローンの返済に毎月10万払う人と、家賃5万の部屋に住み、差額5万を投資に回して資産形成する人の違いは、後の富裕層と中流層以下を分ける分岐点だ。
ここを抑えなければ一生金に支配された人生を歩む。なぜならば収入源が労働以外になければ労働せざるを得ないからだ。
とくに給与所得は累進課税により、年収が高いほど課税率が上がる。それに比べ投資での配当、売買差益にかかる税率は一律20%(NISAなら120万/年まで非課税)累進課税より圧倒的に低い。(年収700万以上の課税率の場合)
誤解している人が多いが、年収が高い人=富裕層ではない。(もちろんその場合もあるが著名人やスポーツのプロ選手、上場企業役員など一部)金を生む資産(株式、不動産、会社など)を大量に保有している人が富裕層だ。
例えば年収3000万なら手取りは1800万程度。なんと収入の40%も上にぶん取られてしまう。税の業火に焼かれ手元に残るのは1800万、800万で生活して1,000万を貯蓄に回したとしても、超富裕層(資産5億以上)になるまでに50年もかかる。これだけの高所得者にも関わらずだ。
資産運用せずに給与所得を貯蓄だけで超富裕層になることなどまるで現実的ではない。これについては非常に分かりやすい記事があるのでリンクを張っておく。誰でも富裕層になれる方法が書かれている。少し貧乏くさい記事だが、これが資産運用の本質であることに間違いはない。笑
上記2種類の方法を押さえれば金に縛られること(嫌々働き続けること)はなくなる。何故なら金に縛られる人は2種類しかいない。
①上記方法を知らない
②知ってるけど行動に移さない
知らないのは情弱で、知っているのに行動しないのは救いようのないバカだ。そういう人に限って宝くじという情弱税徴収制度に喜んで納税する。手っ取り早く運任せで一発当てようという思考自体が大間違い。マネタイズも資産運用も一朝一夕にはいかない。まぐれで上手くいったとしても、それはその人の実力(信用)ではないのでまたすぐ金に困る。
実はこのような話は「どうすれば金を稼げるの?」と聞かれるたびに説明している。前に説明をした人から俺に是非読んでほしいとある本を勧められたことがあった。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本) 単行本(ソフトカバー) – 2013/11/8
これを読んだときに呆れた、というか悟ってしまった。
本の内容はここで説明した不労所得の考え方と同様のもの。また可処分所得を増やすために法人を作る必要性、不動産についてなど、極めて正しいファイナンシャルインテリジェンスが記述されている。後半は大した内容はないので読み飛ばせばいい。(実はファイナンシャルインテリジェンスという単語はこの本から拝借した。笑)
何を悟ったかと言えば、本を勧めてきた本人が投資をしない貧困層で、やはり貧困層は行動しないバカばかりだということ。どれだけ良質な情報に触れても、理解して行動出来る人は絶望的に少ない。「投資」と聞いても難しそうとかギャンブル怖いとか勝手な先入観で拒絶する人ばかり。貧困層で資産運用している人は圧倒的に少ないが、富裕層で資産運用していない人はいないというのが現実だ。この意味がなぜわからない。
もし投資について右も左もわからない素人だけど、やってみようと思う人がいれば、投資の入門編を今度note(※書きました初心者向け 資産運用のまとめ)にまとめるのでそちらを参考にして頂ければと。これは有料記事にする。なぜなら昨日の記事で俺は自分のケツを叩きまくってしまったからだ。(笑)
オフラインではそこそこの信用を築けてはいるが、オンラインでの信用は皆無。Twitterのフォロワー数がそれを物語っているだろうwwつまり信用値は金と連動することをオンラインでも証明しなければいけない。
まぁ、時間はかかるだろうが急く必要もないので地道に証明していきます(笑)
今後ともどうぞ気長にお付き合いください。
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