なぜ長年付き合った男をポッと出の女に取られるのか

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長年付き合っているけど結婚に至らないという女性の悩みはTwitterで散見されるし、実際にもよく聞く話。彼氏とすぐにでも結婚したいのに男側にその気がなくて状況が変わらない。これはタイミングの問題と言われているが俺はそれだけではないと思っている。

もちろんタイミングもある。20歳前半と30歳後半の男では後者のほうが結婚に現実味をおびてくるし、結婚願望に差が出る。20代で遊びまくった男も30歳半ばになればそろそろ落ち着いて子供も欲しくなるだろう。いくら男の生殖活動が50代でも可能と言っても40過ぎでは婚活は不利になる。

婚活市場では30代前半で仕事や収入が安定している独身男の需要が多い。アラツー男では本気度が足りないと思われたり、40歳を超えて未婚のままなら「その歳まで未婚とかどんな欠陥があんの?ぷぷぷ」と同年代の非モテ未婚女性から色眼鏡で見られる。40代ならむしろバツ有りのほうがいいと思う。

「もう5年以上付き合っている」「お互い30歳を超えている」にも関わらず相手から結婚の話が一向に出てこないと焦る女性もいれば、出会って1年以内に結婚が決まったという話も同じくらい聞く。両者で一体何が違うのか。

男と付き合うかセックスするかを決めるのは女だが、女と結婚するかを決めるのは基本的に男だ。よほど女との格差(女が格上)がない限り結婚を決める主導権は男側にある。

『いやいや、結婚はプロポーズされてから女が決めるもの。あんた何様なの』と思う女性はまず男側の結婚の決断なしに話が進まない事実を受け止めよ。常に自分が選ぶ側だと思っているその舐め腐った痛い価値観こそ男からしたら『あんたが何様だ』と思う。結婚したいのに出来ない人はその歪んだ価値観が原因だ。相手に合わせるということを少しは知りなさい。

はっきり言って付き合いの長さは女が結婚を決める基準になることはあっても男が結婚相手を決める重要な基準にはならない。もちろん付き合いが長いほど相手のことを深く知れるが、恋愛経験を積めば積むほど相手が自分の理想(需要)とどれだけ合致しているか早い段階で判断できる。これは恋愛経験が豊富なほど顕著で過去に蓄積したデータが充実するほど、より精度の高い比較検証が出来る。また、経年により自分の価値観も確立される。

俺の場合、今の彼女は他の女性と比べて合理的で、価値観が一番近かったのでやっていけるのではないかと思った。この先上手くいくかはわからない。もし彼女が俺より良いと思う男に口説かれたらそっちに行ったほうが彼女の幸せなので止めない。より魅力的な男から口説かれるほど彼女に魅力があるということ。そしてこれは相手にも言える。彼女より魅力的な女性に俺が好かれたら逆のことも起こりうる。

いくらでも他の男と比べればいいと思っているので束縛も一切しない。合コンでも街コンでも行きたければ勝手に行けばいい。その辺の男に負けないためには、稼ぎ、容姿磨き、体型、相手への気遣い、度量など、自分を磨き続けるしかない。これこそが最大の浮気防止。

話を戻そう。結婚する気もないのに付き合い続ける男の心理状態とは何か。俺は今まで付き合うカードを切らなかったが、おそらく「生涯のパートナーが本当にこの子でいいのか」「金銭面で自信がない」等、不安があって決定打に欠いている状況なのだと思う。30前後の女性からすればたまったものではないとは思うが。。

結婚は感情だけでするものではない。この女性は「家事は出来るか」「ちゃんと子育てしそうか」「子供が大きくなってから共働きする気はあるか」「鬼嫁にならないか」「デブらないか」「口の悪さは大丈夫か」「情緒不安定」などの不安要素があると決断は慎重にならざるを得ない。

逆も然りで女性が「DV男ではないか」「この先もちゃんと稼ぎ続けるか」「家事や育児に協力してくれるか」「汚物にならないか」など不安に思うこともあるだろう。しかしこの慎重度合いは男女で明らかに差があり、女性は異常なまでの結婚への憧れや執着で現実が見えてないのではないか、その結果結婚後に後悔するのが男性より女性のほうが多いのだと思う。

また自分の理想や過度な要求を一方的に語って彼氏が幻滅しているケースも多い。「小遣い制」「家事や育児への過度な協力の期待」「教育ママ的子育て論」「親戚付き合い」「休日の過ごし方」「海外旅行/ブランド品(金がかかる)」等。アポ時に話を聞いてウンザリする即ナシ女の典型例。自由を奪われることに抵抗感を抱く男はめちゃくちゃ多い。

もし現状の彼女に不安や不満を抱いている時に、それらを払拭できる、こちらの都合を配慮してくれる女性が現れたらどうなるだろう。可能性が高いなら乗り換えるだろうし、男の歳が30前後で今までのデータと比較してその女性の評価が高ければ早い段階で結婚を決断出来る。

彼氏を取られてムカつく思いをした女性は自分の言動を思い返して欲しい。自分の理想や要求ばかり押し付けてなかっただろうか?付き合いが長いほど遠慮なしにズケズケと言って男の決断を鈍らせるケースが多い。

本当に結婚したいと思える相手なら相手の都合も配慮すべし。自分が歩み寄ることで相手の不満や不安要素を払拭出来れば結婚に進展するかもしれない。それで何も進展しないなら早く見限って次の男を探せばいい。

相手に合わせられる人が関係の主導権を握れる。ワガママばかり、相手の優しさや甘さにおんぶに抱っこで依存するのは勝手だが、相手の負担が我慢の限界に達したら見限られるのをお忘れなく。

相手に選ばれたいのならまずは自分が相手に合わせて選ばれること。相手に選ばれた後に自分が選べばいい。ポッと出の女のせいにしても何も解決しないのだから自分に否はなかったかを振り返ろう。必要なのは自責だ。

終演!