またまた面白い本を発見したので紹介したい。以前読んで衝撃を受けた「才能の正体」の著者、坪田信貴先生の本だ。俺は好きな著者を見つけたらその人の本をひたすら読み漁り思考をインストールしている。ビリギャルも読んで号泣した。
この本では初めに90問の質問に答えて(http://apps.amwbooks.asciimw.jp/biz9type/)自分がどのタイプ(傾向が強いか)か診断する。 紹介した2冊の内容はピンクの本が教育、子育てで、ベージュの本が人間関係、上司部下、就職、転職。
重複する部分もあるが両方読むことをオススメする。ピンクの本に書かれてある調停者タイプの生徒と坪田先生のエピソードは涙なしには読めなかった。
分類は9タイプ。俺の診断結果は統率者だった。
統率者の特徴
・強い意志と決断力を持った、人から頼られたいリーダー気質
・良いと思うことを周囲に強制しがちになる(独善的)
・自信満々で難しい局面でも動揺しにくい
・親分肌、姉御肌で慕う部下や後輩が出てきやすい
・義理人情に厚く、損得より筋や情を重んじる
・器が大きい、正義感が強く、発する言葉に力がある
・自分に刃向かう人間を叩きのめそうとすることがある
・自分が悪くてもそれを認めず、他者や環境をなじることも
・自由にさせてもらえず、細かく指示されるのを嫌う
・納得いかずに、しぶしぶ従って実行するのをひどく嫌う
・下っ端でいつづけることを嫌う
・部下の好き嫌いがはっきりしている
・仕事できない部下でも一生懸命なら引っ張り上げようとする
・自説を曲げない
・従順な部下は徹底的に守る
・具体性、一貫性、率直さを重視
本に書かれていないがよく奢る人もこのタイプの特徴だと思う。
とにかく我が強くてワガママ、自己主張の強い頑固者。小遣い制なんて言われたら即離婚するし、そもそもそんな相手と結婚しないし、さらに言えば籍を入れない事実婚を許容してくれる人が良いので今の彼女以外無理(笑)
例えば子供の頃、俺には周囲の大人(先生)のほとんどがバカにしか見えなかった。あなたたち稼げてないし、モテない(魅力がない)のに何でそんな偉そうなの?あなたは俺の意見を聞かないのに、なんで俺があなたの意見を聞かなければならない?と大人相手に本気で思っていた。根拠はないが自分のほうが頭がキレてる自信があった(=めっちゃ調子にのっていた)。
だから反発しまくった。勉強をしろと言われても絶対しない、遅刻するなと言われても遅刻しまくる、学校を休むなと言われても休みまくる。いい加減にしろよと言われても無視。
卒業はギリギリだったが全く問題ないと思っていた。高校や大学はただの資格、卒業出来れば中身などどうでもいい。そんなことよりバイトに時間をかけたほうが金が稼げて自立に繋がる。大人(親含む)にめっちゃ反抗していたので一刻も早く自立したかった。
しかし、誰でも反発するかといえばそうではない。自分が尊敬する人なら下に着くのは苦ではない。むしろ色々学ばせて頂きたい。統率者タイプを従わせるにはその人より優れている部分を見せて納得させる必要があると書かれていたがその通り。自分が認めた相手以外従いたくない。
例えば坪田信貴先生。才能の正体を読んで、他者視点をここまで深く把握できる能力や洞察力、それを明確に言語化するスキルの高さに驚愕した。本書の分析力も圧倒的。俺の何倍も頭がキレてるし、器もデカすぎる。まさに模範とすべき人(思考)。
もし坪田さんが先生だったら勉強の必要性を具体的に説明されて、納得してめっちゃ勉強していたかもしれない。まぁ勉強しなかったことは悔いてない。後悔しても意味はないし、人生に無駄なことなど一つもないと思っている。
他にも堀江貴文さん、中島聡さん、松井一郎さん、橋下徹さん、今仲が良い人たち等、自分が尊敬する人の意見を受け入れるのに抵抗はない。尊敬する基準は頭の良さ(頭を使っている)と利他的かどうか。
学校の先生、というかほとんどの大人が子供のためと思ってやってることはこちらのニーズの本質を満たしていない価値観の押し付けだと感じていた。そして自分が大人になってから、それは正しかったと確信している。
この世の多くの人たちは他者視点が欠けている(ずれている)。つまり洞察力がない。だから大して稼げなくて、モテなくて、人生が上手くいかない。俺は今、自分を過小評価した人たちの1/5以下の労働時間で彼らの何倍も稼いでいる。時給で比較すれば20倍以上の差がある。生きてて最高に楽しい。
また、統率者タイプの悪性進化版として「邪悪な人」に触れられていたが、これは極めて危険な人種で地元の同級生がまさにそれだった。自分の非を認めず、他者の意見に聞く耳を持たない。
意見が相違すれば相手を罵倒して罵り、追い込まれると「自分はかわいそうな生い立ち」等と主張し、論点をずらして攻撃してくる。相手の自尊心を挫き、散々傷つけたあとは優しく歩み寄り、アメとムチで洗脳する。
同じ統率者タイプなのに何が決定的に違うかというと本人の自覚の有無と自分の非を認められるかどうか。俺は自分が独善的で自信過剰な痛いやつだと自覚してるし、自分が正しいと思うと暴走するのもわかっている。だから信頼している人の忠告は重く受け止める。なぜなら人は自分を客観視出来ないことを理解しているから。どれだけ客観視しようとしても主観は超えられない。
邪悪な人は自覚がないので自分が正しいと思うと周囲の意見を全く聞かない。このタイプと出会ったら逃げたほうが良い。相手にするとやがて精神が疲弊して鬱になる。
彼女にも診断してもらったら研究者タイプだった。
・職人気質、オタク気質
・好奇心旺盛
・論理的、合理的思考
・説明を聞いた/読んだ際に理解が早い上に深い
・たいてい冷静
・心が自立していてずっと一人でも平気
・周囲を遠ざけ自分の世界に引きこもる
・自分が趣味で集めたものをバカにされるのを嫌う
彼女は論理的、合理思考で理解がとにかく早くて深い。頭を使っているのがよくわかる。一人が好きで、根気のいる作業もコツコツ続けられる(俺には無理)。研究者タイプの上司や親が統率者タイプなら相性がいいらしい。俺は上司ではないが、歳上の男でリードする側だから相性はいいと思った。
母親にもやってもらおうと思ったが、おそらく献身家タイプ。
・人のためになるなら、という発想で自己犠牲の精神で行動する。
・他人の気持ちを深くくみとれる
・勘が鋭く、察しが良い
・柔軟性に富んだ思考力を持つ
・無償で尽くしたことを当たり前の態度で受け止められるのを嫌う
・気配りに気付いてもらえないことを嫌う
母は献身的で相手に尽くすことを自ら進んでやるが(子供だけでなく他人に対しても)、 俺と真逆で自己主張がない。向いている職種は保育士や介護士と書かれていたが、この前「介護士の資格を取ろうかな」と言っていた。理由は献身家そのものだった。
献身家タイプの子供や部下が統率者タイプなら相性がいいらしい。確かに最近親がしてほしいこと(感謝を伝えたり、相手に興味を持つこと)がわかるし、俺の意見(事実婚など)を理解しようと努力してくれている。
この9タイプ診断はかなり当たるのでやってみることをオススメする。相手への有効な接し方がわかれば人間関係は改善する。自分のためではなく相手を理解するために是非やるべきだ。(←こういうところが独善的)
終演!
人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書 人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書 才能の正体 (NewsPicks Book)
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