週末にふるさと納税の鮮魚詰め合わせが2自治体から同時に届いたため、日曜日は半日魚捌きに追われていた。魚種ごとにまとめて捌いたがデカい魚があったり、〆鯖も作ったため20匹となるとさすがに骨が折れる。
昼過ぎから黙々と捌き始め気付けば日は暮れ、冷蔵庫は大量の刺し身の柵とあら炊きで埋めつくされた。今週も毎日刺身を食いまくっている。
今回は俺がいずれ執筆予定の『魚を捌けば人生全て上手くいく』の原稿を書く。要点だけをまとめるつもりが長くなったので本日より連続更新する。是非最後までお読みください。
魚を捌けば人生全て上手くいく
タイトルをみて頭に「?」が浮かんだ人は多いと思う。私も自分で魚を捌く以前にこんなことを言われたら「この人頭がおかしい」と思い、距離を置いただろう。しかしこれはネタで言っているわけではない。魚を捌くことがなぜ順風満帆な人生につながるのか。一見何の相関性もないように見えるが、これにはマリアナ海溝より深い数々の理由がある。
本記事では魚を捌き、摂取することで私たちの人生にどのような変化があるかを説明する。魚には私たちのQOLは向上させる様々な効果がある。 記事を読み終わる頃にはきっとあなたは魚を捌きたくてウズウズするはずだ。
肉食化していく日本人
皆さん、普段どのくらい魚を食べているだろう。全く食べていない人もいるのではないだろうか?水産庁のデータによると日本人の魚介類平均摂取量は約60g/日。この数値は世界平均からすればかなり高い数値だ。一般的なサンマの重さは1尾150g(可食部は100g以下)なので1匹食べればクリア出来る。
日本は周囲が海に囲まれた島国という立地上、市場への魚の供給量が多い実情もこの数値を下支えしている要因といえる。海外では新鮮な魚は出回らないし、生で食べる習慣もない。食べたくても食べられないのだ。
しかし、現在日本人の魚介類摂取量は年々減少傾向で、逆に肉類は増加し、平成19年には魚と肉の摂取量は逆転してしまった。特に若い世代はその傾向が顕著で魚離れはどんどん進み、肉食化しているのが日本人の現状だ。
別に肉食化を懸念しているわけではない。肉は高タンパク質で栄養も豊富だ。白米やラーメン、菓子やハンバーガーといったジャンクフードより断然栄養がある。私も肉は好きだし食べる。しかし、同じタンパク質でも魚には肉以上に素晴らしい栄養素が豊富に含まれているので是非、積極的に摂取していただきたい。
快適なお魚ライフ
日本人の魚の平均摂取量が約60g/日と言われている中、私の魚の摂取量はどのくらいかというと300g~/日だ。おそらく私以上に毎日これだけ魚を食している人は少ない。しかも食べているのは焼き魚や缶詰ではなく、ほぼ全て刺身(生食)だ。刺し身の柵が30本も入っている冷蔵庫などどこの家庭にあるだろう。私の家は和食屋でも寿司屋でもない。一人暮らしのアラサーの冷蔵庫だ。
私の一日は毎朝刺身を食べることから始まり、昼は弁当(茹でた胸肉と出汁で煮た野菜、製作費80円以下)を食べ、夕方にまた刺身を食べ、夜は外食で野菜と刺身を食べて終わる。週末は魚のあら炊きを食べて、残りの煮汁はザルでこしてオートミールと合わせて頂く。
魚尽くし。これが私が推奨するお魚ライフである。毎日そんなに魚を食べて飽きないかと聞かれたら今のところその気配はない。魚の種類は多いし、湯引きや炙り、カルパッチョなど色々な食べ方がある。毎朝キッチンで大量の刺身をネギ生姜おろしポン酢で食べる瞬間が至福のひとときだ。
鮮魚の仕入れ
一体どこからそんなに大量の刺身が出てくるかというと、スーパーで売られている刺し身を買っているわけではない。仕入先はふるさと納税返礼品の鮮魚詰め合わせだ。私のもとには毎週各地の鮮魚が届くようにしている。これを週末に捌き、刺身用の柵にして一週間かけて食べる。刺身は生物なのにそんなに持つの?と思われた方もいるかもしれない。返礼品の鮮魚紹介ページにも生での可食は「当日~翌日」と大きく記載されてある。
しかし、鮮度の良い魚なら素早く捌いて柵にすれば一週間くらい持つ。私自身、一週間後のものでも食べており今まであたったことはない。腹を壊してクレームがきては困るので「出荷日より翌日まで」と控えめに記載してあるだけだ。適切に処理して保管すれば問題ない。
魚の熟成は聞いたことはないだろうか?マグロやブリなど大型魚は一ヶ月寝かせて熟成させる場合もある。逆にサンマやアジといった青魚は熟成に向かず劣化が早いので早めに食べたほうがいい。私も青魚はなるべく5日以内に食べきる。そもそも切り身に触れて変な臭いや粘性がない限りは大丈夫(なはず)だ。腐っていたら火を通してレモンでも絞って食べればいい。
魚で得られる美容効果
私がなぜこんなに魚ばかり食べるかというと、もともと刺し身が好きだったり、捌くのにハマったというのもあるが、魚にはとても優れた美容効果(アンチエイジング)があるからだ。日頃から容姿には気をつかっており、老化に全力で抗うアラサーにとって魚には摂取したい栄養素が多々含まれている。
魚に含まれる不飽和脂肪酸であるオメガ3にはEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれていて、EPAには血液をサラサラにする効果があり、DHAには毛細血管を柔らかくして血流を促す効果がある。これにより肌の隅々まで栄養が行き渡ることでシワやタルミを防ぎ、美肌に繋がる。また脳機能の活性化効果もある。
EPAは、DHAは魚全般に含まれているが特に含有量が多いのはマグロ、イワシ、サンマ、サバ、アジ、カツオなど。但し、マグロのような大型魚は水銀含有量が多いため過剰摂取に注意が必要だ。またEPAとDHAは熱に弱いので生で食べるのが一番効率的に摂取できる(妊婦さんは生もの、及び水銀は特に控えましょう)。
他にも魚介類や甲殻類に含まれるアスタキサンチンはβカロテンの5倍、ビタミン Cの6,000倍の抗酸化作用があり細胞の老化を防ぐアンチエイジング効果がある。あの堀江貴文氏もサプリで摂取しているほどだ。特に豊富に含まれているのはサーモン、いくら、カニ、エビなど。
但し、一日の摂取量12mgを全て食品から摂取するには鮭なら12切れ、いくらなら丼ぶり4杯、車海老なら60尾食べなくてはならないので現実的ではない。いくらを丼ぶり毎日4杯も食べてたら塩分の取りすぎで血圧が上がり様々な合併症を引き起こす。サプリと食品の両方で摂取するのがいいだろう。
魚の効果はまだまだこんなものではない。
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