先日、タイムラインを眺めていたらなにやらフォロワー数6万以上?の某ビッグアカウントがアカ自体を売却したという情報を目にした。
俺はフォローしていなかったが、たまにタイムラインにマグロ(?)のアイコンとともに下ネタが流れてきたことがあったので「あぁ、あの!」といった印象。真偽は不明だが200万で売却したとのこと。札束と領収書の画像を見て何で現金?電子決済じゃないの?といろいろ疑問はあったが、これが事実である前提で話す。
・・・信じられない。
ほっとけよ、という話なのは重々承知だが、今回はこれをネタにしたい。
マグロだけにな!!
勿体なさすぎる!!
フォロワー数6万・・・
Twitterをやり続けていても、そこまで到達できる人が果たしてどれだけいるのだろう。俺なんて見ての通りフォロワー数2500程度の米粒みたいなアカウントだ。シャリだけにな!!
それでもここまで来るのにも相当な時間を要した。6万だなんて気が遠くなる・・・。それをたった200万で換金してしまったのだ。ありえない。アカの売買自体、本人同士が良ければ何の問題もないので、それ自体を否定しているわけではない。だが俺なら絶対にやらない。もちろんフォロワーを買うこともしないが(意味がないので)。
フォロワーが6万もいれば200円のnoteを出してフォロワーの5%に買ってもらったとして1回あたり60万だ。3回出せばほぼ同額、いやnote側のショバ代を含めれば4回で同額程度か。俺が初めて出した役に立つかよくわからないnote(購読者に失礼だろ!w)「初心者向け 資産運用のまとめ」でもこの1年弱の間、大して宣伝していないにも関わらず100人以上には購読して頂いた。フォロワー数2500で計算すると4%。ここら辺が購買の妥当なラインだろう。
ちなみに「ハゲを治す技術」は初期価格2000円、現在3000円というぶっ飛んだ価格にも関わらず購読者は先ほどのnoteよりはるかに多い。これがフォロワー数6万だったとすると・・・考えただけでもウハウハな恐ろしい額になっていたに違いない。Twitterというのはとても優れた集客ツールだ。フォロワー数は自分のコンテンツをダイレクトに宣伝できる数値となる。もちろん、購読されるかどうかは出すコンテンツや内容にもよるが、直接宣伝できるフォロワー数は多ければ多いに越したことはない。ましてや6万だなんて・・・6万・・・・。。馬鹿野郎・・・俺に言ってくれれば202万で買ったのに・・・
つい金の話ばかりしてしまったが、俺は何も金のことばかり嘆いているわけではない。
フォロワー数6万まで到達できたことにとても価値があると思うのだ。この数値は一種の信用値が蓄積されたようなもの。アカウントを売却してまた1から同じ数を目指そうとしても、同じアカウント名で以前の膨大なフォロワー数に到達することはまずありえない。なぜなら信用自体を換金してしまったからだ。まさに信用の切り売りと言える。
もし俺が某アカウントをフォローしていて「アカ売却しました!改めてこっちで始めるんでまたフォローよろしく!!」と言われても正直二度とフォローする気にはならない。信用を軽んじる人だという印象を受けるし、またアカウントを売却する可能性もある。
つまり、同じアカウントを名乗る以上、過去と同じフォロワー全員に信用されることは2度となくなるわけだ。熱烈なファンや、アウトプット自体に価値があると思える人にはまたフォローしてもらえるだろうが、それはそう思わない人(アンチ派)を引いた数となる。再度同数以上のフォロワー数を目指すなら、別名アカウントで再出発したほうが良いだろう。初動は遅れるし、再び膨大な時間はかかるがこれは仕方がない。
信用の切り売りは1回するだけで信用を著しく毀損する。長期的に考えるならやるべきではない。「Twitterもそろそろ飽きたし、もう潮時かな。魚だけにな!」と思っていたなら換金するのは合理的だが(論理観の問題は置いておいて)、似たアカウント名で再出発した様子を見るとどうやらそうでも無いようだ。
もう一点は、買ったほうはとんでもない大バカである。
他人のアカウントを買っても中身が違えば意味がない。アスリートと肉体だけ入れ替わっても、中身(脳)が違えば同じパフォーマンスが出来ないのと同様。入れ替わった途端、フォロワー数の激減を嘆いていたらしいが、そんなことは買う前から分かりきっていること。こちらは潮時を見誤り、砂浜に取り残されてピチピチ跳ねている小魚といったところか。
初めにも触れたが、俺は別にアカウントの売買自体を否定しているわけではない。ただ、こういうやり方の場合、短期戦か一発逆転を狙うしかありえない。アカが入れ替わった後も外れていないフォロワーの中身とは、死んでるアカウントや面白半分がほとんどだろう。
短期戦の場合、フォロワーが減る前にさっさとコンテンツ販売や集客を実施して、アカウント購入にかかった経費(仕入れ値)を可及的速やかに回収するに限る。こちらも同じく信用の切り売りだ。それも200万を回収してからが勝負で、それ以上の利益が出なければ意味がない。もし、現時点で200万の回収目途が立っていないのであれば、販路や販売計画もないのに商品だけを先に大量に仕入れて、不動在庫に頭を抱えるようなもの。なるべくしてなった当然の結末である。
いずれにせよ、これはどちらにとってもあまり良い取引とは思えない。これが全て仕組まれたものだったとしても狙いが何かもわからない。
今回の件は「信用」をテーマにするのにいいネタだった。しかしまぁ、なんて勿体ないことを…。
終演!
コメントを投稿するにはログインが必要です。