ウザ客は駆逐しなければいけない


 

久しぶりに毒でも吐くか

 

世の中にはまるで自分が正義の象徴であるかのような痛々しい勘違いをしたバカ・・・いや、失礼。クレイジーでハッスルでエキサイティングかつドラスティックなどうしようもないウザ客や、過保護すぎる我が子至上主義のモンスターペアレントが存在する。彼らは日々、相手の都合などお構いなしに理不尽な要求やクレームをまるで呼吸をするかのように吐き出してくる。

しかし、ここで間違ってはいけないのは彼らを創造したのはそれを相手にする人たちということ。「お客様は神様」といった顧客至上主義が流布しているからこそ、彼らは相手に「ちょ、おぃ!てめぇふざけんなよ!」と思われる要求をすることに躊躇いがない。

顧客からすれば多少要望に応えてほしいという意見があるのは当然理解できる。しかし何でもバカ丁寧に対応しすぎて相手をつけあがらせる代償は大きい。そもそも無理を要求しなければいけない状況を作り出したのは本人である場合が多い。

例えば「至急お願いします」というのも普段、先読みから逆算した行動が出来ていれば使う状況は稀で、使わざるを得ないケースは想定外の問題が発生したときだが、これも事前に備えておくことで対処できる場合が多い。

つまり「至急」というオプションを乱用してくるやつは計画性のないバカだったり、自分のトロさやミスを他人にカバーしてもらおうという身勝手な人間に多い。そんなこと言われた時には「早急に対応します!」と言いながらほったらかして2~3回催促がきた後にさらにほったらかして忘れた頃に対応すればいい。

相手を怒鳴り散らしたり、一方的な要求を受け入れさせて相手を服従させるとウザ客の勘違いはさらに加速し、自慢のウザさにさらに磨きをかけて究極完全態グレートウザスへ進化する。インセクター〇賀もびっくりの仕事版乞食女だ。

俺はウザ客と相対したときは相手にしないし、他社を勧めたり、割増料金をふっかける。心の底から取引したくないからだ。ウザ客は消したほうが社員も俺も気持ちよく仕事が出来る。どう考えても相手にするのは時間やコストも含め割に合わない。そいつの周囲に素晴らしい人脈があるとも思えない。

そうは言ってもサラリーマンや公務員が俺と同じような態度で好き勝手に対応すると色々と問題が起きる。上官の指示には基本的に従わなければならない。それが組織に組するということ。ウザ客相手でも自己判断だけでAKB48の誰かみたいな塩対応を決め込むことは許されない。それを断行するには、組織の方針を変えられる立場まで出世するか、自分で組織を作るか、秋元康を倒す以外に方法はない。

そう考えるとウザ客を大量生産しているのは主に大手企業で、その背景にあるのがお客様至上主義を迎合する社会の存在である。大量の商品を効率よく製造するのはいいがウザ客まで量産するのはやめていただきたい。CSRだのコンプライアンスだの言う前にまずは「ウザ客は相手にしません。消すまでは」という、やつらが発狂しそうな経営理念でも掲げてみてはどうだろうか。

大手企業が一番大切にしているのはブランドイメージであり、それを守るためにはウザ客やノイジーマイノリティも相手にしなければいけない。やつらは奇行種なので何をしでかすかわからないからだ。

仮に冷遇しようものなら、自分のゴミな点は一切伏せて、自分がまるで一方的な被害者であるかのように、受けた処遇をあることないこと盛り込んだ壮絶なフィクションを作り上げる。そして本人は渾身の力作だと思っている駄作を携えて進撃を開始。その行動力には感心するが、彼らは自分たちの行いが社会貢献の一環であると疑わず、誰からも望まれることのない奇行にひた走る。

 

 

 

この回し車を全力で回すハムスターのような無駄なエネルギーには目を見張るものがあるため、責任ある立場の人たちは彼らの存在を極度に恐れる。奇行種を覚醒させるリスクを思えばヘコヘコやり過ごすのが無難なわけだ。こうして恐怖と引き換えに顧客至上主義を社会に根付かせることに成功したノイジーマイノリティは今日も元気に迷惑活動に勤しんでいる。

事情はわかるがウザ客には相応の姿勢で接さなければやつらが消えることはない。塩対応の事例が槍玉に挙げられたとしても、発信主の信用が担保されなければ懐疑的に扱われるのが本来あるべき姿だ。

ブラック企業も同じようなもの。

ブラック企業の養分は愚痴を言いながら必死で働く従順な社畜なわけだが、彼らは自らが労働力を提供することで、ブラック企業に貢献してその経営方針に旗を振っている矛盾に気付いていない、いや現実を直視したくないのだろう。人は変化を恐れる。おかげでまともな人件費を払う企業が割を食うのが現状だ。

入ってびっくり「ブラック企業やんけ」という事実が判明したら企業情報の掲示板にブラック企業である旨を書きなぐり即刻やめるべきだ。クソ企業を駆逐するためには労働力を提供してはいけない。それに今は売り手市場。選びすぎなければ転職先に困ることもない。

ウザ客もブラック企業も乞食女も相手にするからつけあがる。そういうやつらは同類同士社会の底辺で仲良く搾取しあわせていればいい。俺は一切関わりたくないので距離を置く。

また自分が客の立場のときは同類(ウザ客)にならないよう細心の注意を払わなければいけない。

ウザ客を切って優良顧客を優遇しまくると良客しか残らなくなる。利益率も上がる、融通も利く。そして自分が相手の優良顧客になれば優遇してもらえる。良いことづくめだ。

さぁレッツ塩対応

【 lesson1 】

「よそに頼まれてはいかがでしょうか?」

終演!