婚活で最も重視すべきこと

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彼女と俺の価値観はよく似ている。

1人の時間を大切にしたい、束縛干渉されたくない、連絡頻度を求められるとウザい、別居がいい、相手と適度な距離を保ちたい、週1以上の頻度で会うカップルが謎、同居しても一緒にご飯を食べるのは週1~2回で十分。一言で言えばお互いドライでサバサバしている。

今まで女性に連絡頻度や会う頻度を求められると鬱陶しかったが、彼女も女々しい男の多さにウンザリしていたとのこと。確かに最近、男の俺から見ても女々しい男や束縛男は多いと思う。彼らからしたら俺や彼女は無関心人間に見えるのだろうけど。

ところが価値観は似ているのに性格は全く違う。

俺は根は内向的だが営業のような社交的なコミュニケーションは得意。家でジッとしているのが嫌いなので外出が多いアウトドア派。休みの日に一日中家で過ごすなんて考えられない。気が狂う。

料理は好きだし家事も難なくこなす。性格はきっちりしていて細かい。 言い方に気をつけたり、相手にその気がなくても言われたことを深読みして嫌味に受け取ってしまうこともある。普段ポジティブを心がけているが実はネガティブ。だから不足の事態ばかり考えて備える。

彼女は表面上は明るく見えるがコミュニケーションが苦手で極力人と接したがらない。だが自発的な性格なのでどこに行きたいとか何がしたいなど自己主張は強い。休日は家に引きこもりたいインドア派。

家事や料理は得意ではなく大雑把。野菜の切り方を見た時は何も言わなかったが内心『雑だな』と思った。ただぶった切ってるだけで美しさがまるでない。食えたらどうでもいいとか思ってそう。根はポジティブであまり深く考えずに行動から入れるタイプ。

他にも俺の苦手な食べ物を彼女が食べれて、彼女が苦手な食べ物が俺の好物だったり、趣味も好みもバラバラ。少しあげただけでこれだけ性格が違う。どちらかと言えば俺の細かいところが女っぽくて彼女の雑なところが男っぽい。

旅行のスケジュールを組む時はGoogleスプレットシートを使うが、彼女からの発案の多さやスケジュールの決定力には驚かされる。

俺は、何かを調べて比較した上でどれが最善か判断したり、既にあるスケジュールをより具体的に仕上げるのが得意だ。宿なら宿泊地周辺で条件に合う候補を20件くらいあげて、そこから評価点数やパッと見、条件で振るいにかけて5件くらいに絞ったあと口コミ、宿側の口コミへの返信、個人ブログの感想、インスタ、Twitterなどでザックリ調べて総合評価で決める。

旅行は好きだがやりたいことや行きたい場所が思い浮かばなかったり迷うので宿選びの前にどこに行くかが決まらない。余白が多いと大まかなスケジュールを決めるのに迷う。その点、彼女はやりたいことが多いのアイデアが次々出てくるし「ここに行きたい!」という強い意思があるのですぐ決まる。大まかなスケジュールも決めてくれるので、それをチェックして調整すればいいので助かる。

性格の相違がパズルのように噛み合うのが不思議だったが価値観が合っていることがとても重要だと思った。これがなければ関係の継続は困難を極める。

もし、どちらかが連絡頻度を求めるタイプだったら1日1回の定時報告などありえない。頻繁に会いたがるタイプだったら会うペースが3週間に1回や月1回など受け入れられないだろう。

もし、束縛男や亭主関白男だったら彼女が男ばかりの飲み会に行くことに苦言を呈したり、帰宅が朝帰りなら怒るかもしれない。嫉妬や独占欲の強い男なら彼女の行動は耐えられないと思うし、彼女も女々しい男をウザく感じるだろう。

俺は彼女が男ばかりの飲み会に行くことに口を挟まないし、朝帰りでも「お疲れ様」と言える。帰りが遅いと不吉なことが起きてないか心配はするが怒らない。合コンでも他の男と二人の食事でも勝手に行けばいいと思っている。

これは相手に無関心だったり浮気を公認しているわけではない。常に他の男と比較の上で自分が選ばれるのが重要だからだ。束縛して他の男との接触を禁じることで相手を独占しようとするのは自分に自信がない非モテの行動。自信があれば比較されたほうが自分の優位性が証明出来るので束縛なんてしないほうがいい。

それにもし俺より良い男がいたらそっちに行ったほうが彼女のためになる。これはお互いに言えること。そもそもこちらも一切束縛干渉されたくない。まぁ、だからといって毎日他の男と遊びまくるならそれは俺への信頼が無い(現状の不満)ということなので別れるべきだと思うけど。

もし、彼女が俺の行動を束縛したり、逐一報告を求めてくる依存女だったら衝突を繰り返すし精神が疲弊する。そして世の中には依存タイプの女のほうが圧倒的に多い。結婚する気は皆無だったけど彼女とは同じ価値観だったので上手くいくのではないかと思った。今のところケンカもまだしていない。

今まで怒りそうになったのは式場見学の時に出されたスイーツを俺が食べるのを控えていたら俺の分まで2人分食べていたとき。

『ちょ、、ダイエットするとか言ってて信じられん…』と思った。

 

今後も関係が上手くいくかはわからないが性格の相違は問題ないどころか、お互いの得意なことや苦手なことを相互に補完し合えるのでメリットに思えた。

関係の継続で重要なのは価値観でそれは、連絡頻度や会う頻度、お互いの距離感、束縛干渉に対する考え方、金銭感覚、何に金を使うか、家事育児の考え方等で、話し合えばどれだけ合うか確認できる。こちらを重視すると他のことへの関心が薄れる。

彼女は俺が何の仕事をしているか知らないし興味がない。俺も彼女の働いてる会社は知っているがそこで何をしているのか知らない。おまけに飛行機の予約時に彼女の名字を1文字間違えたチケットを手配してしまった。(※これは引かれそうなのでまだ言ってません…)

婚活では、相手の職業、年収、容姿、学歴、家柄を気にしている人ばかり見かけるが条件よりも価値観の相性のほうが大事なので価値観や考え方が合うことを重視することをオススメする。

終演!