気遣いスキル ~接待/食事/お土産編~

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相手が気遣ってくれたらこちらも気遣うという考えの人は順序を入れ替えたほうがいい。自分が気遣っても相手が何も感じないテイカーなら切ればいいし、自分がギバーにならなければテイカーを見極められない。何より自分が気遣い出来ると相手の気遣いをより深く理解できる。

俺も特別気遣いが出来るわけではないが、配慮に欠かないよう気をつけている。おかげで最近は気が利くと評価を頂くこともある。ここで重要なのはこちらの気遣いに気付く人ほど気遣いに長けているということ。気遣いに欠ける人は他人の気遣いに驚くほど気付かない。

気遣いについて具体的に書きだしたらキリがなかったので、今回は接待/食事/お土産に絞ってます。

気遣いスキル ~接待/食事/お土産編~

取引先や既婚の友人を食事に誘う時は2~3週間前に、候補日をいくつか上げて打診している。相手が既婚者なら奥様への事前通知は早ければ早いほど良い。余裕をもって誘えば日にちを選ぶ時間が十分取れるし、店の予約もほぼ取れる。直近のほうが予定がわかりやすいという人なら「来週どうですか?」等、相手の都合に合わせる。

また、女性との新規アポ打診の場合は相手が断りやすいように日にち指定で打診する。

こちらの提案日で都合がつかなくても、脈があれば相手から候補日を返してくれるし、提案日がダメで逆提案もなければ「じゃあまた誘うわ」で切ればいい。断りやすい提案をして相手の反応を見ることで脈の有無を確認できる。

こちらに脈なしなら諦めるor間を開けてザオラルしかないし、脈があっても男からの更なる提案をふんぞり返って待っているテイカー(乞食)女子ならその時点でアポ対象ではなくなる。テイカー女子など一切関わりたくないので断りやすい提案をすることでこれも確認できる。

接待ではお土産(お弁当やおかず)が手配できる店を選んでいる。これはお客様の奥様用で、お土産を奥様に渡せばお客様の顔が立つし、奥様の機嫌がよくなるかもしれない。割り箸や紙袋に書かれた店名を検索すれば店の格もわかるので効果的。

奥様に『夫はこんな高級店で接待を受けるほどの要人なのか』と思われたらお客様の格が上がるし「いつも私のお土産まで気遣ってくれる取引先の人(俺)」と認知されれば今後も俺と飲みに行くときに奥様の理解が得やすくなる。なにより奥様を気遣うことこそがお客様の俺への評価に繋がる。

お土産戦略は効果的で、この前シン君と俺と彼女の3人で食事した際はお土産に自家製カラスミや自家製ちりめんじゃこがある店を選んでシンくんと彼女(ご両親用)に渡した。

シンくんの奥さんと娘さん(2歳)にも喜んでもらえたようで、娘さんがちりめんじゃこを頬張る写真が送られてきて微笑ましかった。こちらも同様、奥さんの俺への評価が上がれば今後シンくんが俺と飲みに行くときに奥さんの理解が得やすくなる。

これがもし、俺と飲みに行った翌日にシンくんの服から大量のキャバクラの名刺が出てきたら俺への信用格付はサブプライムローン並みに落ちる。持って帰るのがキャバ嬢の名刺かカラスミかで天と地ほどの差がある。

お土産の効果は絶大だ。

例えば彼女と旅行するときは彼女のご両親へのお土産を買いまくる。お父様とお母様でそれぞれ嗜好が異なるのでお父様用とお母様用で別々のものを選んでいる。

お父様は甘党なので和菓子や洋菓子を。お母様は俺と食が似ているので俺が心から欲するもの(海藻類、魚介類、出汁)を。

因みにお母様とどれくらい食が似ているかというと

・糖質を避けている

・揚げ物(オメガ6系)を食べない

・炭水化物は十割蕎麦や玄米で精製された炭水化物(白米、小麦粉)は食べない

・カカオ含有率の高いチョコレート(抗酸化作用が強い)を食べている

・食品添加物をめっちゃ避けている

・納豆についているタレは捨てて、なめ茸で味付けして食べている(これを彼女から聞いたときは全く一緒で笑った)

あと食ではないが

・車の運転をよく飛ばす

俺が食べたいもの=お母様の食べたいものといって過言ではない。

お土産を送ることでご両親の俺への印象が良くなる。また、娘(彼女)が付き合っているのがしっかりした男ならご両親を安心させられる。俺が早めにご両親へ挨拶したのも(付き合って2ヶ月)しっかりした男と思われるため。

彼女を作った人は早めにご両親と会っておくことをオススメする。別れたら別れたでいいし、結婚するなら早くから知られているほうが絶対に印象が良い。そのことに気が回ると彼女からの評価も上がる。

他にも、相手の好きな食べ物、嫌いな食べ物、利き手(左利きか)、趣味、習慣、コーヒー(微糖派、無糖派)、水(氷の有無)、好きなお酒、タバコの銘柄、誕生日、相手の奥様の誕生日、彼女のご両親の嗜好、兄弟の名前、等を知る機会があれば全てメモして覚えておくことで、例えば苦手な食べ物が出てきたら「それ、よかったらもらいましょうか?」と気遣える。利き手は事前にお店に伝えておけば配膳に配慮してもらえてお客様に喜ばれる。

相手への気遣いはもちろん、相手だけでなく、相手の背後の人間関係にまで気を配れると三方良しの全体最適に繋がる。相手の大切な人への気遣いは相手に喜ばれるし、相手の大切な人にも喜んでもらえる。気遣いに長けると、より良好な人間関係が築ける。

また、何より重要なことは

 

 

気が利く男(女)はモテる

なぜなら気が利く人は相手の気分を良くさせるからだ。

日頃から気を使おうと考えていなければ気は回らない。洞察力に基づき、相手の思考や行動を先読みして、自分の言動を相手に合わせる行為こそが気遣い。全ては相手の気分を良くするために。 

これを魅力と言わずして何と言う!!

気遣いに長ける人と一緒にいるのは楽しい。相手の気遣いがわかると感動する。気遣いスキルを磨けば磨くほど人間関係の質が上がり、人生は楽しくなると思う。

以上、気遣いスキル、接待/食事/お土産編でした。気遣いについては思うことがまだあるのでまた続編も書きたい。

終演!