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読解力があるほど文章で相手の性格や思考が推測できる。
「友達から勧められて始めました。宜しくお願いします」みたいな中身スカスカの短文でも、その人の怠惰さ、気遣いのなさ、主体性の無さ、他人がどう思うかを考えない思慮の浅はかさ、とりあえず登録してみたパターン、舐めきった性格などが読み取れる。
逆にスクロールしてもなかなか終わらない有料メルマガのような自伝プロフィールが出てきたら、メンヘラ、構ってちゃん、面倒な女、自分語り大好き、空気が読めない、といった印象を抱く。他にも細かな言葉遣いや表現に相手の性格が現れるが、マッチングアプリこそ文章力や読解力が重要だと気付いた。
ではどういうプロフィールなら印象がいいかというと、適度な文字数、話題にしやすい情報開示(趣味や価値観、休日の過ごし方)、思いやりが感じられる文章があるだけで偏差値65は超える。それほど女のプロフィール文はどれも壊滅的に酷い。
思いやりとは、例えば「お酒は弱いですがそれでも構わない方だとありがたいです」「身長が低いですが気にしない人だと」等、相手に対する気遣いが感じられる文章のこと。それだけで「こっちからメッセージ送りません」「本気じゃない人はいいねを押さないで」と書いてる痛い女と雲泥の差となる。
ネタを入れている人もいたがあれは博打でセンスが問われる。「人通りの多い商店街をぶつからずに歩くのが得意です」という一文を見た時はその人の笑いのセンスの片鱗を見た。これで名前がアイシールド21なら完璧だった。
俺もプロフィールは控え目に気遣って軽くネタも入れた。「笑」や絵文字、顔文字などの装飾は一切入れていない。文字数をカウントしたら200文字だったがちょっと少ないと思うので300~400文字くらいが丁度いいかもしれない。
あと価値観が合うかは重要なので譲れないところは正直に書いたほうがいい。「連絡がマメな人」「恋人とはたくさん会いたい」「束縛しない人」「会うのが月1でいい人」等、それを読んで自分と似てると思った人からメッセージ付きのアプローチが来るかもしれない。率直な感想が書かれたメッセージ付きいいねは相手の真剣度が伝わってとても印象が良い。
プロフィールがショボいほど同等のショボい相手にしか選ばれない。良い男がいないというのはあなたが良い女じゃないから恋愛対象として見られていないだけだ。マッチングアプリでも合コンでも好印象を持たれる女性はほとんどの男からアプローチされる。
実際にメッセージのやりとりをしてみて驚いた。こちらは相手のプロフィールをよく読んで、興味をもった理由や話題になりそうなことを書いて相手が返信しやすいような文章を考えて送っているのに、返ってくるのはそれに対する返答だけ。自らは何の話題も出さずにただこちらの質問に答えるのみ。
あのですね
何でお前金メダリストみたいな反応してんの?
俺インタビュアーじゃねえし、めちゃくちゃウザいんですけど。金メダリストと言うより金ダメリストだよ。
非モテやキモいおっさんの相手をするキャバ嬢の気持ちがよくわかる。金でももらわない限りやってられない。テイカー臭がするのでこういう返信は無視。
「よく知らない相手だからそういう態度なだけで、好きな人ならちゃんと返す」とか思ってるとしたら「こっちも好きでもなんでもないわボケ」と言いたい。
逆にこちらのメッセージに対して同じぐらいの文字数で気遣い(質問等)が感じられるメッセージだととても印象が良い。俺が逆の立場でもそういうメッセージを返すがこれが出来ている人は圧倒的に少ない。顔で選んだからかもしれないが、アプリでは可愛い子ほどアプローチを受けているので拗らせ率が高い。
マッチングアプリは拗らせ女子の温床だと思った。それだけ擦れてる女が圧倒的に多い。年頃の女というだけでいいねやメッセージが送られることで自分はモテると勘違いした末路が「良い男がいない」と婚活で苦戦してツイッターで暴言を吐きまくる拗らせアラサー、アラフォー女子なのだろう。
とりあえず相手の視点に寄せてみてほしい。女性は「寄せ」が出来たら簡単に無双出来るし、俺が婚活女子なら人気の男を仕留める自信がある。なぜならマッチングアプリは自分のことしか考えないスライム(雑魚)ばかりで、自分が寄せれば簡単に周囲を出し抜けるブルーオーシャンだからだ。プロフィールを見て上手い/賢いと思った人は極一部だったがその人たちはめちゃくちゃモテると思う。
周囲の女が「ヤリモクお断り」「真面目な人」と書いていたらそれには触れない。会う希望が「メッセージ交換を重ねてから」ばかりなら「まずは会ってみたい」に迷わずチェック。質問に答えるだけのテイカーばかりなら自分は丁寧で気遣いのできたメッセージを心がける。初回デート費用の希望が「相手(男)が全額払う」の女ばかりなら例え奢ってほしくても「割り勘」にチェックする(男の場合は逆で「全額払う」)。
狙うは常にマイノリティ。必要なのはマジョリティの逆をいくこと。恋愛もビジネスも同じで周囲と同じことをやっていては一線を画せない。むしろ拗らせ女子は自分を映えさせるモブキャラと思えば、踏み台にすることでより高く飛躍できる。
仕事も恋愛も人間関係も全て相手あってのことなのだから自己視点で都合の良い相手を探すのではなく、他者視点という需要に自分を合わせることで選ばれた相手から選ぶことを推奨する。選ばれないことには何も始まらないのだから。
終演!
婚活男女の必読書です。男の場合、主語の「選ばれる女」を「選ばれる男」に置き換えて読みましょう。
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