このツイートだけでは何の話かわからないと思うが、これは事実婚や別居婚に理解を示してくれる俺の彼女の価値観が、愛妻家の上司に「都合の良い女」とディスられたことを聞いて思ったこと。「別居だったら浮気するし、大切な人なら籍を入れる。籍も入れない無責任な男(←俺)なんかやめておけ」と言われたとのこと。
このバカの意見を無視するのは容易いし、彼女のことを悪く言われても構わない。他人のやりとりで終わるなら俺も聞き流していただろう。
しかし
俺への悪口だけは絶対に許さない!!
(※彼女への悪口です)
ということで今回はこの意見に反論する。彼女がそういう思考の時点でこのような批判が来るのは想定していた。大体「別居だったら浮気する」というのは裏を返せば同居だから浮気したくても出来ないと思っているということ。それで愛妻家とはネタなのか。
都合のいい女こそ価値があるⅡ
まず、世の中のほとんどの人が勘違いをしているが都合の良い女は何も悪くない。むしろ都合の良い女とは相手の都合に配慮できる、思いやりのある女性であり目指すべき理想像だ。そして男も相手に配慮できる都合の良い男を目指さなければならない。
例えば、俺の容姿磨きやアンチエイジングは女性の需要(都合)に寄せるためだし、連絡先を聞くのも、アポ打診するのも、相手の話をよく聞く、共感する、楽しませる、駅まで送る、全額奢る、気遣いを怠らない、稼ぐ男になる、教養をつける、相手の要望に出来る限り協力する、魚を捌く(?)etc、これら全て相手の需要に応えるため、つまり都合の良い男になるためにやっている。
ただの非モテの行動と思われるかもしれないが全く違う。これらは相手に媚びているわけではなく、相手から選ばれるために必要なことだからだ。
相手を選ぶかどうかは選ばれた側(好意的に思われた側)が決められる。だからまずは相手から選ばれる都合の良い人になるのは男女共に合理的ということ。「都合の良い女こそ価値がある」というタイトルは何もフェミニストを煽るために言っているわけではない。
事実婚に理解を示せるのは彼女の歩み寄りであり、優しさだ。今までそんな女性は一人もいなかった。みんな「事実婚」と聞くと眉間にシワを寄せ、結婚という宗教に意味があると信じて疑わない思考停止人間ばかり。しかし彼女は違った。俺の考えを理解してくれるし、合理思考なところが10年ぶりに女性を好きになった理由の一つ。だから俺は彼女から選ばれ続けるためにさらに都合の良い男にならなければならない。
1ヶ月前に彼女のご両親と食事した。彼女が席を外しているときにお父様から「娘と将来的なことは考えているか」と聞かれ「考えている」と答えた。その後お父様が彼女に「今の会社って大阪の支店に転勤できるの?」と将来同居する前提で質問していた。つまりこれは事実婚や別居婚など全く想定しておらず、婚姻して同居するのが当たり前だと思っているということ。
これを聞いたとき、例え彼女が事実婚に理解を示してくれたとしても、彼女のご両親に納得してもらうのは絶望的に難しいと悟った。もっと言えば俺の価値観のせいで彼女とご両親の仲を悪化させることだけは避けたい。では何が全体最適か。
籍を入れる最大の問題は婚費リスクで、これは俺だけでなく彼女のリスクにもなる。俺の会社が傾き、稼ぎが減れば婚費リスクを負うのは彼女になるからだ。ではどうすればいいか。婚姻前に弁護士や司法書士を挟んで離婚の際の取り決めを婚前契約で交わしておけばいい。
結婚に意味などないので子供を作るなら事実婚と認知でいいと思っていたが(外国はそれが主流)、あんな紙切れ1枚にハンコを押すだけの行為で社会の多数派を黙らせられるなら籍を入れたほうが合理的という一周回った結論に至った。
同居に関してもよく考えてみれば俺はほとんど家にはいない。日中は会社にいるし、17時に家に帰ったら弁当の支度を済ませてまた外出する。彼女の帰宅が18時なら既に家に居ない。休みの日も基本的に外出している。
それに将来子供が出来たら子供の保育園の送り迎えや熱が出たときの引取などは日中読書やジムに勤しむ俺が一番融通が利く。彼女が帰ってきたら子供を任せたらいいし、もちろん俺も子育てに協力する。負担になったら定期的にベビーシッターを雇えばいい。
唯一の問題は俺の会社が大阪で相手の住居に合わせられないこと。これを許容してもらえるなら俺は同居で構わない。互いに自分の空間が持てる広い部屋を借りようと話したら安心してもらえた。
さらに、もし住むならどの辺がいいか、新大阪へのアクセスも考慮(彼女の帰省のしやすさ)して物件を検索してたことを話したら軽く引かれたような気もしたが・・・
これが相手の都合を考えるということだと思っている。 自分の思考や価値観に固執せずに状況次第で柔軟に合わせる。 彼女が俺の都合を考えてくれたから俺もさらに考えようと思えた。 だから都合の良い女は何も悪くない。
一番悪いのは都合の良い女を都合よく使う男だ。
都合が良い相手を見つけたら都合良く利用する人間はテイカーのクズだ。仕事でも何にでも言えるがもしも自分に利益があったとしても、それが相手のためにならないとわかっていることは絶対に提案してはいけない。それは相手を騙して搾取することだからだ。
バレたときに信用は失墜するし、相手のことを考えられる人に信用や信頼は蓄積される。何よりも、まずは自分自身が都合の良い人にならなければ相手の本性は見極められない。だから都合の良い人になるのは合理的でとても賢い選択なのだ。
彼女の価値観をディスった男は相手が都合の良い女なら都合よく使うクズということ。俺なら自分の都合に合わせてくれる、理解してくれる人を一番大切にする。
さらに言えば自分の価値観を一方的に押し付ける人は相手のことを全く考えていない。夫婦は同居すべき、籍を入れない男は無責任という考えに俺は全く共感しないが否定もしない。それがその人の考えならそれでいいし、俺の考えは違うけど価値観なので自由。これがタスクの分離。
今は愛妻家で上手くいっているのかもしれないが、こういうタイプは相手と意見が食い違うと一瞬で関係が破綻する危険性をはらんでいる。他人の価値観を許容しない人は自分だけの正義(価値観)を一方的に押し付けるからだ。これが最もやってはいけない愚行、他者のタスクへの介入。それで相手から信頼を得られるはずがない。
彼女には「嫌われる勇気」とこの記事をプリントアウトして愛妻家の上司のデスクにそっと置いておくことを勧奨する。
終演!
【参考文献】
【 6月2日(日) サザエさん討伐記録 第9回目 】
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