ふるさと納税の鮮魚の到着が週末に間に合わなかったので漁港まで買いに行ってきた。調べてみたら、大阪には天満市場や黒門市場以外にもちゃんとした漁港市場があったのだ!
今回は皆様の快適なお魚ライフをサポートするため、俺が調査してきた漁港についてレポートする。
①岡田浦漁港 日曜日7:00~13:00
泉南の橋を渡ったところにある。
時刻は日曜9時頃、見ての通りあまり賑わっていない。じいさんばあさんばかりで若者皆無。出店数は少ない。
サワラと太刀魚が多かった印象。ここでは上の写真のサワラ450円と真アジ450円が良さげだったので購入。アジは思ったとおり鮮度抜群で、脂がのっていて美味かった。サワラは身が柔かったがこちらは炙りで頂いた。味はまぁまぁいけました。
こちらは捌き動画も撮影したのでよかったらどうぞ。魚捌き動画第二弾。
最近は魚の鮮度具合がよくわかってきた。俺のように純粋で澄んだ目をしている魚は鮮度が良い。また鮮度の良い魚は生臭さも少ない。そして何より包丁と手が魚の脂でギトギトになる。
②田尻漁港 日曜7:00~12:00
岡田浦漁港から車で北に10分ほど行ったところにある。近い。
結論を言うと田尻漁港が一番良かった。店の数も魚の種類も多いし活気がある。足を止めるとすぐにおっさんおばさんから営業されるのは鬱陶しいが、「へぇ~^^」とかニコニコしながら聞き流しておけばいい。
ここでは初めてヒラという魚を見つけたので二匹購入。調べてみると岡山で有名な魚とのこと。瀬戸内海で採れるらしい。
1匹300円と思っていたらなんと二匹で300円!(写真右) 安すぎてどん引きした。常にコスパを追求する身としてはこれ以上の買い物はないが、こんなに安売りやってて儲かるのか。こっちは頻繁に値上げしてるというのに…。
身が薄い魚で捌きにくかったが味はさっぱりしていて美味い。太刀魚の小骨有り版といった感じ。ヒラは小さいサイズを数匹買うより大きめのものにしたほうがいい。ただでさえ大きくても捌きにくかったのに、小さいとなると捌きにくさは想像に難くない。
小骨が多い魚なのでこのように2mm~3mm薄くスライスして骨を断ち切らなければ骨が口の中で暴れて食感が最悪になる。捌けばわかるが中骨以外にも小骨が多数あってピンセットではまず取れない。
③泉佐野漁港協同組合 青空市場 日曜10:00~17:00
田尻漁港からさらに北へ10分ほどいったところにある。ここも近い。
写真のボロい建物の中に店が並んでいる。名前が青空市場なのに室内のみの営業というのが渾身のボケなのだろう。
メインの通り1本のみ。長さは100mくらい。
刺し身の柵もたくさんあったので、魚は好きだけど捌くのはちょっと、と思う人は柵を買うといい。
ここでもしつこく営業をかけられまくったが、結局チヌ(黒鯛)二匹1,000円で購入。写真は取り忘れた。
炙ったり湯引きにしたりと色々試したがチヌの皮は引いたほうがいいという結論に至った。皮は茹でて千切りにしてポン酢で頂くに限る。
④地蔵浜みなとマルシェ
行った時間が遅かったからか、ほぼ何も売っていなかった。BBQコーナーがあるらしく、ここの店で買った食材なら焼けるらしい。
外にはショボいステージがあり、マイケル・ジャクソンみたいな格好をした人が決して多いと言えない観客の前で全力で踊っていた。
中では11時からマグロの解体ショーが始まるっぽかったがあまり興味がなかったので撤収。日曜日でイベントも色々してるというのにこの盛り上がりの無さには驚いた。二度と行くことはないだろう。
みなとマルシェは一番謎だった。イベントを催しているのに店はすぐ閉めるとか何がしたいのかわからない。何のためにやっているのだろう。。
以上、漁港めぐり4件でした。
写真を見てわかる通り、若い男女は皆無。ナンパスポットとしては絶望的。また、最近はどこに行っても外人だらけだが、漁港はどこも皆無なのが新鮮だった。車がなければ行きにくいのが原因か、漁港に興味がないのか、知らないだけなのか。
【 今回買った魚一覧 】
・真アジ 450円×1匹=450円
・サワラ 450円×1匹=450円
・ヒラ 150円×2匹=300円
・チヌ 500円×2匹=1,000円
合計6匹、2,200円
安い!クーラーボックスを持っていったのは大正解だった。内側にゴミ袋を敷けば生臭くならない。だが俺の家から車で30分ちょい、高速代は往復で2,600円かかる。魚代より高速代のほうが高いという。もっと買えばよかった…。
漁港の魚はやはり鮮度が良かったので時間があるときにまた行こうと思う。天満市場の魚とは全然違った。それに漁港や市場を巡るのは楽しい。何より自分で目利きして選べる対象が多いのは素晴らしい。
ということで、ご興味あるかたは一度行かれてみてはいかがでしょう。
終演!