円満な夫婦関係に必要なもの

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この前、リア友のシンくん(@sin_308)と飲みにいったときに会話を録音してみた。というのも最近は誰と飲んでもつい飲みすぎてしまい、最後のほうの記憶がないからだ。今回も後半は何を話したかまるで覚えていなかった。

後日、録音データを聞き返して自分のポンコツぶりに驚いた。最初の2時間はまともだが、2時間半くらい経つと呂律が段々怪しくなり、3時間を過ぎたあたりから明らかに鼻声が酷くなっている。終いには「それ最初に話したやつ!」と同じ話を繰り返したり、呂律が回ってなかったりと聞くに耐えない音声だった。

一方シンくんは終始変わらず淡々と話しており、彼が酔ったときの失言や醜態を記録して嘲笑うつもりが俺の醜態だけ記録して俺だけが凹むデータになってしまった。

シンくんの話が面白かったので今回はそれについて。

 

円満な夫婦関係に必要なもの

 

シンくんは結婚歴5年以上の既婚者で2歳と0歳の娘がいる。一時期夫婦関係は悪化して離婚まで考えたがアドラー心理学と出会い、自責マインドで自分を変えることににより、冷え切った関係を見事復活させた。詳しくはこちら↓

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

今では奥さんはシンくんの趣味のバイクにも興味を持っている。夫の趣味に興味を示すなんて相当な興味関心がないと無理だ。それだけ嫁から愛されているということ。

そしてシンくんは最近、奥さんからのカミングアウトで奥さんが隠していた趣味を知った。

趣味というのは、ある芸能人(グループ)にドハマりしていて、要はイケメンのファンだということ。なぜ黙っていたかと言うと男ウケする趣味ではないし、偏見を持たれるのが嫌だったから。旦那に嫌われたくない心境もあって言いづらかったのだろう。

カミングアウトを受けたシンくんの返しは「どうでもいい。お前が楽しいと思える趣味ならそれでいいやん。ファンクラブ?別にええやん。ライブ?行ったらいいやん」とリスペクト。むしろ『今まで嫁が自分に打ち明けられなかったのは自分に責任があったのではないか。自分がその程度のこと何とも思わない価値観だと伝わっていなかったということ』これぞ自責の極み。

逆に、奥さんがインスタで知り合った同じファン友達(既婚女性)の場合、旦那にその芸能人のファンであることを打ち明けたら全否定されたとのこと。理由はとても下らなくてキモいものだった。否定した旦那は嫁が自分以外の異性に惹かれているのが面白くないのだろう。ただの嫉妬だ。人が何に興味、関心を持とうが自由だし、他人の価値観を否定する人間はどんどん相手から心を閉ざされる。

「この人に言ってもどうせ理解されないから意味がない」

こう思われたら終わりだ。それ以上深い関係を築くことができない。信頼関係を築くためには例え相手の価値観に共感出来なくても理解して受け止める器量がなければならない。

シンくんの理解を得た奥さんは、今では部屋や車で心置きなくそのグループの曲やDVDを流しまくっているらしい。隠す必要がないというのはストレスフリーだ。俺もこのアカウントやブログ、Twitterをシンくんや彼女に知られているが、より深い話が出来て良かったと思っている。

また、奥さんがその芸能人のライブを見に行っているときに、シンくんが子供2人の面倒を見ていたら奥さんから「ごめんな(子供の面倒を任せて)」とメールが届いたとのこと。俺はこの話を(録音で改めて)聞いて奥さんもすごいと思った。

わかるだろうか?普通、専業主婦(育休中)とは言え、子供の面倒をたまに旦那が見ることに罪悪感を抱く嫁なんていない。99%の専業主婦は子供の面倒をたまに旦那が見るぐらい当たり前でむしろ「もっと手伝えやボケ」「使えねえなこのクズ」とか思っている。その心境は日々タイムラインに頻繁に流れてくる旦那ディスツイートを見ればよくわかる。

嫁に非協力的な夫も悪いとは思うが、自分の旦那のクソさをツイートに垂れ流して共感を得ることで溜飲を下げる鬼嫁アカにはいつもドン引きしている。愚痴にいくら共感が集まろうが何も解決しないんですけど…。。

しかし、シン君の奥さんは子供2人を旦那に預けて友人とライブを見に行くことに『申し訳ない(ありがとう)』と思った。なんて心の綺麗な嫁だろう。こういう心遣いが夫をより協力的にさせるのだ。鬼嫁アカどもにはシンくんの嫁の爪の垢でも煎じて飲んで頂きたい。顔も美人だが性格も美人だ。因みにシンくんもイケメンなので娘2人はかなりスト高になると思う。

シンくんの考えもかっこよかった。

===仕事を理由に俺は育児から逃げれているので俺と嫁の育児の負担の度合いは全然違う。俺は常に手伝うことはできない。だからそれで羽根を伸ばすくらいええやん。専業主婦の嫁から「働きたい」と言われたら「ええけど俺は家事も育児もせんからな」と言うクズな男は会社に腐るほどいる。けど、相手が働くということは世帯収入が増えるということ。だったらせめて所得割合に応じて旦那も多少協力すべき。ゼロはダメだ。===

お互いに気遣い合える関係が上手くのだと思う。それは夫婦でも友人同士でも上司部下でも取引先でも同じで、片方だけではバランスは崩れる。また、人は相手が優しければ優しいほど、その優しさについ甘えてしまう。だから相手に頼りすぎていないか気をつけなければならない。

他にも、嫁の家族と仲良くする、嫁が大切に思う両親を自分も同じくらい大切にする、嫁に好かれ続ける魅力的な旦那になる等、シンくんの話を聞いていたら、俺が目指すべき理想の夫、理想の夫婦関係、理想の家族を実現している男が目の前にいたことに気が付いた。

まさに灯台下暗し。模範像がこんなところに転がっていたとは…。おまけに話(説明)が上手いと改めて思った。

さて、ここまで散々彼を持ち上げてきたがもちろん欠点もある。

それは

彼には文章力がない

この話(嫁のカミングアウトで感じたこと)を記事にしようと思ったけど全く書けなかったとのこと。しかし会話なら普通に伝わる。

会話と文章で何が違うか考えたけど、俺はシンくんと逆で文章は書けるけど、会話で伝えるのが下手だ。多分、俺は普段一人行動ばかりで会話をしないから下手で、シンくんは人とよく話すけど文章を書かないから上達しないのだと思う。要は練習あるのみ。

そして今回録音データを聞き返しながら記事を書いて思った。これはいい!誰かと飲みに行けば記事(ネタ)が書ける!今後も録音しよう!

終演!

【 6月9日(日) サザエさん討伐記録 第10回目 】 

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