小遣い制なんて悪習は早く滅びたほうがいい。間違いなく離婚原因に繋がる。小遣い制が機能するのは夫が浪費家で妻が倹約家のときだけだ。夫が倹約家で妻が浪費家、夫も妻も倹約家or浪費家の場合、上手く機能しないどころかそれがお互いにストレスとなり関係が悪化する。
あるサイトの統計ではなんと全世代の平均61.8％が小遣い制とのこと（引用：
https://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report32/ ）
最近は小遣い制の割合が20代男性で46.2％まで落ちているが20代女性で64.8％と高い。なぜ同じ20代で男女にこんなに差があるかというと小遣い制を拒む男の割合が増えたことと、小遣い制を望んで結婚出来ない女の割合が増えたこと(婚姻総数の減による)による結果と思われる。
今回は小遣い制の何がまずいか説明したい。結婚したら夫は小遣い制にして自分が財布を握りたいという野望を抱くおバカ女子には是非読んでもらいたい。小遣い制は妻の価値と自己肯定感と幸福度を下げる。
①働くモチベーションの低下
仕事を頑張って給料が上がったとしても小遣い制だと夫の可処分所得(小遣い)が増えることはない。小遣い昇給の議決権を持つのは上司や会社ではなく家庭の総務・経理を預かる妻だからだ。よって小遣いを上げるために必要なのは仕事を頑張ることではなく妻の機嫌を取ることになる。仕事を頑張れば生産性の向上や豊かな社会の貢献につながるが妻の機嫌をとったところで生産性は上がらない。むしろ生産性も収入も下がる。
であれば妻は夫に生活に必要な額を定額入れてもらうか、手取りの○％は夫が自由に使える金にしたほうがいい。給料の増加が自分の金の増加に繋がる仕組みでなければモチベーションは上がらない。あなたは頑張っても頑張っても何も変わらない環境で頑張れるか？どんなブラック家庭だよ。それに収入が上がれば家庭の収入も夫の金も増加する仕組みだと互いに協力的になれる。売上や利益の増加が社員の給料UPに繋がる仕組み作りと同様、夫婦間でも互いにメリットのある仕組みにするのが合理的。
②あなたの価値と自己肯定感と幸福度が下がる
小遣いが足りない場合、何をするにもいちいち妻の許可が必要になる。友人と飲みに行こうとしても手持ちの金がなかったら妻に金をせびらなければいけない。飲み代を要求したら口論になり「渡せばいいんでしょ！渡せば！」とキレられながら金を突きつけられて逆ギレしていた友人がいたが聞いていて心底ウンザリした。
いちいち金を求めるのはストレスになるし、求められるほうもストレスに感じる。それにこのようなやりとりを繰り返せば夫＜妻の上下関係になりかねない。そうなればあなたは相手を勝手に見下して『この程度しか稼げないの』とか思い始め、そんな格下と結婚した自分に苛立ってますます夫に嫌悪感を抱くだろう。夫も妻の当たりのキツさや無愛想な態度に家庭での居心地の悪さを感じ、スマホゲームや職場の飲み会に自分の居場所を求めて溝は深まる。
パートナーとは自分を映し出す等身大の鏡だ。あなたがパートナーをぞんざいに扱えば扱うほどそんな相手と一緒にいるあなたの価値も同時に暴落する。自分の価値＝パートナーの価値。だから小遣い制のような相手の価値を毀損しかねないことは自分の価値を下げないためにしないほうがいい。
③金に疎い人が金を管理すれば金に苦労する
金の管理が出来ない浪費家の妻など最悪で旦那の小遣い1万円、自分は平日昼間に5,000円のランチに行くような女に金を管理させてはいけない。汗水流して稼いだ金を妻の趣味や娯楽、全く効果のない子供の英才教育に湯水のごとく使われて家庭が破綻すること必須。
それに比べて夫婦で財布を分けて管理する財布別制なら破綻のリスクが分散できる。大人が二人いるのだから片方に丸投げして全部任せるのではなく、夫婦共有の口座を作りそこにお互い金を入れて生活費にすればいい。
俺も同居後の生活費は毎月の手取り収入の30％を共有口座にお互いに振り込む予定。定額ではなく定率にすれば稼ぐモチベーションは下がらない。残りの70％はお互い自由に使える金にする。
以上の理由で小遣い制は一部例外を除き、絶対にやめたほうがいい。読んでムカついたという女性は逆の立場で考えてほしい。もしもあなたがバリバリ稼ぐ女で相手が主夫だった場合、夫に給料を全額渡して自分は小遣いで納得するのか？
絶対しないだろ
死んでも嫌という奇声が聞こえてくる。だが相手を小遣い制にするというのはそういうこと。自分がされて嫌なことは相手にしてもいけません。
例え相手から小遣い制を望まれたとしても「ラッキー♪」なんて思わずにどちらが金の管理をしたほうがいいか、または財布別制のほうがいいか、真剣に考えたほうがいい。世の中、どこを見渡してもモメる原因は大体金だ。裏を返せば金でモメなければ揉め事自体を減らせる。
終演！