なぜ優良顧客を目指さなければいけないのか


優良顧客を優遇する差別営業や優良社員の待遇を贔屓しまくことも大切だが、自分が優良顧客になることも同じくらい大切だ。これも感情論ではない。優良顧客と思われたほうがあらゆる面で合理的だからだ。この種のツイートはいつもあまり反響がないが今回はそれについて書きたい。

 

なぜ優良顧客を目指さなければいけないのか
~優良顧客の心得~

 

俺が一番気を遣う相手は知らない人でも客でも新規子でもない。協力会社やお店、つまり自分が客の立場のときに接する相手に一番気を遣う。なぜなら俺は相手から優遇される優良顧客になりたいからだ。そのためには優良企業認定やISO14001など同様、相手から優良顧客認定を受けなければならない。

優良顧客と思われるために必要なのは協力会社や店側の視点を捉え、こちらが相手に合わせること。これは何度も話してきた他者視点の話。では具体的にどのように振る舞えば優良顧客と思われるのか、協力会社や店側の視点とは何なのか。

例えば、協力会社には余裕をもって発注することで納期を急かさないことも相手の都合を尊重出来ている。相手の繁盛期の発注は極力避けて暇な時に発注する。そして「いつでもいいですよ」とか「急ぎませんのでお手すきのときにでもお願いします」と一言添える。

「大至急お願いします」なんて抜かしてくるバカは多いが、そういうやつは自分の段取りの悪さや、予測の甘さといった自分の能力の至らなさを他人を急かすことで埋めようとしている。常に先読みに基づいた余裕ある行動ができていれば大至急を使う場面などほとんどない。

普段から「いつでもいいですよ」と言ってくれる客だからこそ、たまにの「今回だけちょっと急ぎでやってもらえると助かります」がめちゃくちゃ効くのだ。普段から協力会社の都合を尊重していると、たまの頼みは全力で対応してくれる。これが非常に助かる。「至急」を連発しているアホは相手から至急=普通と思われていることに全く気付いていない。

単価についても客から「必要な単価を言ってください」と言われたらあなたはどう思う?とても良いお客さんだと思わないだろうか?I think so. こちらの利益を考えてくれる顧客には誠心誠意をもって対応したいし、良心的な単価も出したい。値切るなどもってのほかで例え他の客より多少高くても相手の利益が出る単価でお願いするのが一番良い

これを見て「え?安いほうが良いに決まってんじゃん?何言ってんのチミ?バカなの?死ぬの?」と思われた方は全くわかっていない。

相手は利益が出る仕事(客)を優先してくれる。あなたがサービス提供者だったら利益の高い仕事を優先しないか?忙しくなって後回しにされるのは単価の安い仕事で、それなら多少多く払ってでも優先、優遇されたほうが断然良い。

利益が低い仕事は忙しくなったら真っ先に値上げor切られる対象で、これがわかっていないおバカな経営者が非常に多い。最悪の場合、他に頼める協力会社がいなくなれば倒産する可能性だってある。

無理ばかり言っても受けてくれるのは他に仕事がないから仕方なく受けているだけであって、忙しくなれば愚客は即切られる。なぜなら仕事を頼む決済権はこちらにあっても、受けるかどうかの決済権は相手にあるからだ。良客は愚客を駆逐する、これも優良顧客を目指すべき理由。

 

また、お店での対応は下記のことに気をつけている。

お気に入りの店では「ゆっくりでいいですよ」「(おかわり)同じグラスでいいですよ」「もっと(お金)取ってくれていいのに」とかいつもめちゃ気を遣っている。

また、混雑しやすい曜日や時間帯を聞いておき、混雑時は極力避ける。店からすれば暇なときに来てくれる客はありがたい。そして入店したあとに忙しくなったら店にも他の客にも迷惑がかかるのですぐに退散。これら全ての気遣いは相手が店主なら100%伝わる。全て店主がしてほしい(店のためになる)ことだからだ。

あとはたまにお土産を持っていったりする。従業員や他の客にもあげられるので喜んでもらえる。あんな1000円程度の菓子で人の心が買収できるのだ。お土産なんて買いまくって渡しまくればいい。信用を得るのに安すぎる買い物。

店から優良顧客判定を受けるとどんなメリットがあるかというと、メニューをサービスしてくれたり、勝手に値引きしてくれたり、予約を優遇してくれたり、入手困難な酒や食材を優先的に勧めてくれる(これが一番有り難い)。また、1人で行ったときの領収書を数回分まとめて切ってくれる店や、何も書いてない領収書(金額を自分で記載できる)を渡してくれる店まである。まさに良いことづくめ。

優良顧客はあらゆる面で優遇される。お互い気分も良いし、仕事も断然やりやすい。

こちらが相手の都合に合わせることは相手を重んじているように見えるかもしれないが圧倒的に自分のためになる。意識してなかった方は「優良顧客の心得」を意識することを是非お勧めしたい。こちらが相手を気遣うと相手もこちらを気遣ってくれるので気分が良くなることばかり起きますよ。絶対です。愚客は駆逐しよう。

終演!