確実に勝ちを拾うために必要なもの


今回はゴルフについて思うことを書きたい。これはゴルフの超初心者向けの記事だ。また、ゴルフに興味がない、全く知らないという方にもわかるように解説も入れながら書いているので良ければお読み下さい。

本題に入る前にまず初めに言っておかなければならない重要なことがある。

それは…

俺はゴルフが下手で、好きでも何でもないということ

 

全く面白くない

というか体を動かすのが嫌いだ。付き合いで仕方なくやっているだけ。

汗をかきたくない。動きたくない。紫外線とかマジ勘弁なんですけど。

俺がゴルフを語るなど100年早い。だが本記事で書くのはゴルフというゲームを例にした場合の初心者向け合理的戦略について。別にスイングやコースの攻め方などを書くわけではない。

取引先のコンペや練習場に行くと何も考えずにクラブを振り回している人は多い、多すぎる。スコアも120、130、ひどい人は140叩く人までいる。そんな人たちのプレイや練習風景を見ていると常々疑問を抱くことは多い。

ゴルフとは全18ホール、パー72(72打数)で回るように設計されたコースをいかに少ない打数で回れるか競うゲームだ。残りの飛距離に応じて使うクラブの種類を変える。

プロはこの72打よりいくら少ないかを競うが、我々素人は72打にどれだけ近づけるかを競う。先程のスコア120というのは72打より+48打多く打ったという意味。

この打数はドライバーの1打も、パターの1打も同じ1打に変わりない。1打目で250yard(1yard=90cm)飛ばそうが、150yardしか飛ばなかろうが、18ホール回った後の合計打数で競う(ハンデの説明は省く)。1打目がナイスショットでも2打目でミスったり、残り1yardのパターを外せば飛距離のアドバンテージなど一瞬で吹き飛ぶ。

俺が思う最悪の練習とはドライバーである。さらに言えばウッドに練習時間を費やすなどウド鈴木も唸る蛮行である。

コース上で使用頻度の多いクラブの順は

①パター
(距離目安:~10yard)

②SW(サンドウェッジ)or AW(アプローチウェッジ)
(飛距離:~100yard)

③アイアン
(飛距離:100~160yard)

④ドライバー
(飛距離:200~250yard)

⑤ウッドSUZUKI
(飛距離:150~200yard)

スコアに与える影響が大きいのは当然使用頻度の高いクラブとなる。見ての通りドライバー、ましてやウッドSUZUKIなど使用頻度は最も低い。受験なら真っ先に捨てる(後回し)科目。

にも関わらず練習場ではバカのひとつ覚えにドライバーばかり振り回しているバカが多い。そんな彼らを見るたびにその頭の緩んだネジをプラスドライバーでネジ穴が擦り切れるほど…いや、ネジの跡形がなくなるほどベイブレード並みに回したくなる。

本来、練習に一番時間を費やさなければならないのはSW(or AW)とアイアンだ。この2種が正確に打てる(真っ直ぐ飛ばせる)ことでスコアはまとまる。受験でいえばこれらが点数のウエイトの高い科目。ウッドSUZUKIなどホコリを被らせておけばいい。

なぜ使用頻度の最も多いパターが入らないかというとパターは他のクラブと比べて打つ距離が短い。変な方向にいくリスクが少ないためスコアに与える影響が少ない(初心者の場合)。下手くそでも3打も打てばカップに入る。逆に少々練習したからと言って1打で入れるのは無理だ。経験と読みの要素が大きい。

つまりパターなど1コースあたり2~3打を覚悟しておけばいい。1~2打で入れるほどの技術を習得するよりもアイアンとSWを練習するほうがよほど合理的。それにアプローチ(寄せ)が上手ければカップに近い場所にボールを落とせる。

では飛距離が長いドライバーは重要ではないのか?と思う人もいるかもしれないがドライバーは打つ回数自体が少ない。全18ホール中、ショートホール4つを除いだ計14回(多くて)だ。

極端な話、ドライバーなど打てなくても問題ない。ドライバーの飛距離は飛ぶ人で250yard。普通の人で220~230yard程度だがそれはまともに当たって真っ直ぐ飛んだ場合の話。10回打って果たして何回まともに当たるのか。それに比べ6番アイアンの飛距離は150~160yard。こちらを正確に飛ばせるほうが重要だ。

それに飛距離が短ければ多少ずれても軌道修正がしやすい。スコアだけを優先するならロングホール(カップまでの距離が長いコース)ではドライバーで一発目にOB(コースアウト=カップ手前の指定位置から4打目を打つ)を出したほうがいい場合さえある。

仮に450yardのコースで1打目をドライバー230yard飛ばせば残り220yard。次にウッドで180yard打てば残り40yard。ここからAWやSWでカップに寄せて3打。

6番アイアンなら1打目2打目を150yard打てば300yardで残り150yard、ここで7番アイアンで140yard打てば同じ3打で変わらない。しかも前者はドライバー、ウッド、SWを打ち分けているのに対し、後者はひたすらアイアンを打ち続けている。様々なクラブを打ち分けるより同じクラブを打ち続けたほうが精度はあがる。(※初心者の場合)

俺が普段練習の時に何をしているかというと、練習場にはSWと7番アイアン、ドライバーの3本を持って行き、ひたすらSWと7番アイアンを狂ったように打ち続けている。ドライバーを持っていくのは気分転換に振るためでほとんど練習しない。どのクラブも距離は気にせず真っ直ぐ飛ばすことだけを重視している。そのためフルスイングはしない。

コースで使うクラブはパター、SW、6番、7番、8番、9番アイアン、ドライバーの計6本。ゴルフバックには13本入っているが実際使うのはこの6本。ほかは基本的に使わない。キャディさんには「お前他のクラブいらんくね?」と絶対思われている。

ロングホールならドライバーを打つこともあるがアイアン2打で届く距離なら迷わずアイアンを打つ。「kaiさん、男ならドライバー打ちましょうよ」とか客から言われることもあるが一切無視。何が男なら、だ。お前はドライバーよりまずはその米粒並みの脳みそを使えカスが(※客です)。

最後に俺が考えるゴルフ初心者の合理的戦略をまとめる

①使うクラブの種類を絞る

②絞ったクラブを徹底的に練習する

③見栄もプライドも捨てろ

ゴルフなど上がってなんぼ。初心者は周囲に迷惑をかけないことを優先せよ。アイアンとSWが安定してから他のクラブを練習すればいい。

あとこれも持っていくように

打数を数えるカウンターだ。はっきり言ってこれを使うやつは初心者感丸出しでダサい。

「打った打数を忘れないためだね!」と思われた方、それもあるが少し違う。

何よりゲームに集中するためだ。

あとから1打目、2打目と考えながら打つと集中が途切れる。ゲーム中は自分のボールをカップ(穴)に入れることだけを考えよ。それ即ちアポの如く。

俺も来月に久々にコンペが控えているので次は100を切ることを目標にしている。スコアが全然まとまらない人は少し戦略を変えてみてはいかがでしょう。

終演!